注文住宅のハウスメーカーを選ぶ際に注目したい、保証やアフターサポートに関してまとめているページです。
最近の工務店やハウスメーカーでは、長期保証や定期点検を付けているケースがほとんど。
ただし、その内容はまちまちなので、保証があるというだけで安心するのは、禁物です。
構造体の保証は10年で、それ以外の部分については有償になったり、10年以降でも条件によって保証を付けている場合もあります。
定期点検についても同様。10年までは無料点検を実施している業者が多いのですが、時期や回数についてはまちまちです。
実際に劣化してトラブルが起きやすくなるのは、年数が経ってからの方が確率的に高いので、保証期間を過ぎてからは、有償で点検を受け、さらに有償で修理を依頼することもあり得ます。
アフターサポート面でハウスメーカーを比較する場合、保証と定期点検の内容を細かくチェック。入居後のランニングコストも試算しておくのが、おすすめ。
それによって、新築時にかかる費用だけでなく、トータルコストの比較ができるわけです。
財団法人・住宅保証機構によって制定された住宅性能保証制度とは、住宅品質確保促進法にも対応している制度で、登録業者が最長10年間保証するというものです。
工事中に現場審査で合格した住宅には保証書が発行され、修理が必要になった場合には保険でのサポートを受けることができます。
ハウスメーカーが倒産した場合でも、補修費用から免責金額の10万円を除いた金額の95%が保険金などとして支払われる点でも、住宅オーナーにとっては安心です。
ただし、この制度を利用した住宅なら、10年間は絶対に保証を受けられるかといえば、必ずしもそうではありません。
ハウスメーカー選びで、この制度の登録業者であることはひとつの安心材料にはなりますが、地盤や建物が信頼できるものであることを、しっかりチェックする必要があります。
住宅に瑕疵があった場合、その補修費用に対して保険金が支払われるのが、住宅瑕疵担保責任保険です。
保険自体は、ハウスメーカーではなく、保険法人が提供するもの。業者が倒産などによって対応できない場合は、施主に直接保険金が支払われます。
保険の対象となるのは、住宅の構造耐力上主要な部分と、雨水の侵入を防止する部分。これは住宅品質確保促進法に基づき定められています。
瑕疵担保責任の対象期間は、10年間となっています。