念願の注文住宅…、でも、土地が狭い。だからと言って、落ち込む必要はありません。
アイディア次第で、優れたデザインと住み心地を実現することは、充分可能です。
狭小地に注文住宅を建てる場合の注意点や、成功のポイントを紹介していきましょう。
同じ広さの空間でも、採光性が高い方が明るく開放的な印象を受けるものです。
狭小住宅の場合は、特に採光を工夫することで、見た目の広さを感じさせることができます。
例えば天井を高くしたり、窓を大きくしたり、縦の空間を大きく見せることで、家の中が広く明るく感じられるようになるのです。
またそれぞれのスペースを壁やドアで区切るより、リビングダイニングなど、多用途の空間をレイアウトすることで、室内の陽当たりも全体的によくなります。
狭小住宅で間取りを細かくレイアウトしてしまうと、風通しが悪くなります。
快適さが損なわれるだけでなく、結露やカビの要因にもなるので、要注意。狭いからこそ、通気性に細心の配慮が必要となります。
例えば、吹き抜けをつくったり、オープン階段を採用するのがおすすめです。
延床面積が物理的に狭い家では、収納スペースにも工夫が必要です。
床下や小屋根など、縦の空間を有効活用しましょう。また、見せる収納を利用することで、広さを演出することができます。
狭小住宅は、限られたスペースで効率よく収納空間をつくる必要があります。
既製品を利用するより、設計段階できめ細かに作り付けの収納スペースを設けるのが正解なのです。
狭小住宅は見た目だけでなく、生活動線にも不都合が生じることが、多々あります。
上でも紹介していますが、リビングダイニングなど複数用途の空間を設けることで、動線もスムーズになるでしょう。