このページでは、注文住宅を建てる際の土地選びについて、気をつけたいポイントを紹介しています。
土地を購入する際は、都市計画法による制限を確認する必要があります。
その土地が都市計画区域の場合、市街化区域/市街化調整区域/無指定区域の3つの区分があります。
また市街化を促進する市街化区域では、さらに敷地面積に対する建物の大きさにも制限が設定されています。
チェックするポイントは、建ぺい率と容積率です。
用途地域により、このパーセンテージが異なります。
土地選びに際しては、敷地自体の広さや形だけでなく、法律の制限によっても設計に影響が出るのです。
土地の広さや道路との段差、陽当たりや周辺環境など、一般の方でもチェックできる要素はありますが、簡単に調べにくいポイントとして、地盤の強さを忘れてはいけません。
キレイに造成された土地を見るとわかりにくいのですが、海や川の近くなどは、土地が軟弱な場合もあるので注意が必要です。
また、坂下にある土地は、水がたまりやすい傾向があります。池や田んぼを埋め立てた場合も同様です。
一般的には、台地や丘陵地帯の土地や、開発後に年数が経っている土地は人気が高い傾向があります。
不動産会社の広告などでは、周辺相場に比べて割安な土地を見かけることがあります。
安い土地には安いなりの理由があるので、検討する場合はその要素を確認する必要があります。
地盤が軟弱な土地の場合、購入価格は安くても、地盤改良コストがかかります。
傾斜の多い土地の場合、敷地面積が広くても、実際に建物を建てられるスペースは小さくなります。
一方狭小地の場合、建ぺい率と容積率との兼ね合いで、設計の工夫によっては、施主の希望を満たす家を建てることができるケースもあります。