注文住宅を建てるうえで重要な書類を紹介しているページです。
注文住宅における関係書類は多岐にわたります。これはどの都道府県でも共通していることで、福岡で住宅の購入を検討している場合も書類の種類に大きな差はありません。
契約前に必要となるのは、設計図、工事請負契約書、工事工程表、見積書、工事請負約款です。
見積書だけ見ておけば良いと思われがちですが、一から工事を行う以上はその他の重要ポイントにもしっかりと目を通しておかなくてはなりません。
よく住宅購入に関する書類として挙げられる重要事項説明書は、分譲住宅などを購入する際に目を通すべきものですので、注文住宅では不要です。
この5つの書類が揃っていることを確認してきちんと理解してから契約を結ぶと、失敗するリスクを軽減できます。
設計図は平面図や立面図、断面図、矩計図を確認しておきます。仕上げ表と仕様書も必ず目を通しましょう。
工事請負書は発注と請負それぞれの名前以外に工期や金額、支払方法も書いてあるかをご覧ください。中には未決定部分が残されている場合もありますが、そのまま契約すると後でトラブルを引き起こす可能性があります。引き渡し日も確定してあるかが重要ポイントです。
実は一番重要と言っても良い工事工程表。工事の工程を通達してこない業者は、工程管理自体に問題があるかも知れません。どのような工程で工事を行いますとはっきり教えてくれない業者は、避けた方が無難です。
見積書は図面と併せて確認し、数量などが間違っていないかをチェックしましょう。
工事請負約款は工事請負契約書の続きだと思ってください。後者に書ききれなかった情報用で、遅延違約金など損害についても書かれています。
これらはどれも短時間で確認するのは困難な書類ですので、可能なかぎり時間をとって隅々まで目を通しておくべきです。
書類はトラブル回避にも活用できるツールですので、疑問点は質問して即座に解消しましょう。
また、住宅ローンを利用しての購入であれば、申込みを行った金融機関からの書類も加えられます。
住宅ローン減税関係で所得税の確定申告時に使用できる書類が送られてきますので、確定申告ができる毎年2月中旬から3月中旬までを目安にしっかりと保管しておくことが大切です。