このページでは、注文住宅を建てる際の費用についてまとめています。
家づくりのトータルコストは、まず以下の3項目に分類されます。
よく、坪単価で算出される費用は、1.の本体工事費用を指します。
例えば、坪単価が50万円で、延床面積が50坪なら、本体工事費用は2,500万円になります。
このとき、坪単価の50万円に何が含まれているのか、見積もりをしっかりチェックする必要があります。
本体工事費用は、さらに以下の3項目に大別されます。
木造住宅では工事費用の30~35%を占めます。住宅性能に直接影響する部分なので、ここでコストを惜しみ、クオリティを下げるのは避けたいところです。
注文住宅を建てるにあたり、天然木や珪藻土などの自然素材にこだわる方も多いはず。
こうした素材は、国産や輸入品などにより、値段もまちまちです。
サンプルを確認する際、提示される値段は、材料費の単価であることがほとんど。実際には工賃を含めた見積もりが提示されるので、注意してください。
給排水工事費や電気工事費が、これに含まれます。
設備工事費用は、工事費用全体に占める割合が年々増えている傾向にあります。
同程度の性能でもグレードによって価格が異なるので、費用を抑えたい場合、設備は実用重視で割安なものを選ぶことも検討すべきです。
一戸建て住宅なら、売り主側の価格設定があるので、値引きも期待できます。
しかし注文住宅は、オーダーメイドが基本。価格の定まっていない商品ですから、基本的に値引きはできません。
余計なコストを抑えるためには、工事が始まってから追加費用が発生することのないよう、詳細を詰めておくことが肝心です。
施工現場で柔軟に変更対応してくれるハウスメーカーもありますが、すべてのケースにあてはまらないので、ご注意を。
ただし設備面で既製品を取り入れる場合は、値引きも可能なはずですから、必要な場合は交渉してみましょう。